AniLaPaint ver1.6 取扱説明書/ビルドエフェクト設定

ここではビルド時のエフェクト設定について説明します。
エフェクト設定は、 ビルドの設定で指定したビルド設定ファイル(build*.ini)ファイルのターゲット・セル毎に異なるエフェクト設定にできます。エフェクト自体は、ビルドパネルで行います。
ビルドパネル
実線レイヤー
ぼかし(ガウス)
ぼかし(移動)
グラデーション
ノイズを加える
テクスチャー
彩色レイヤー
ビルドパネル
⇐ 画像をクリックするとその部分の説明にジャンプします。
ビルドパネルでは、現在開いているカットパネルに連動して、実線画像ファイル彩色画像ファイルからセル画像ファイルをどのように作成するかを決めることができます。

カットパネルが開いていない場合には使用できません。(カットパネルが非表示でもカットが開かれていれば大丈夫です)

起動時には前回の終了直前に開いていたカットフォルダーが自動的に開かれるので、ビルドパネルもまた同様に開かれます。

もしこのパネルを非表示にしたり、再び表示する場合には、パネル・コマンドから、ビルドコマンドを実行することで表示状態を切り替えることが出来ます。

詳細 ⇒ビルドパネル
以下は、使用可能なエフェクト一覧です。
実線レイヤー
⇦リストボックスやプロパティリストの部分をクリックすると、それぞれの説明へジャンプします。
実線画像ファイルでは、実線はグレースケールのみですが、この実線レイヤーの機能を使うと、セル画像ファイルを作成する際に実線の色を様々に変更できます。昔のアナログ時代でセルに色を塗っていた時代、トレスマシーンに色カーボンをセットして線に色を付けていた作業に似ています。

初期状態では環境設定ビルド タブ内の設定で、指定した 1枚目の実線レイヤーの色 (初期値) で実線レイヤーが作られます。

実線レイヤーの色を変更するのは簡単です。 ボタンをオンにして、バケツカーソルに変えて、実線レイヤーの項目をクリックすれば、 現在カラーバーに設定されている色に変更できます。

2つ以上実線レイヤーを配置することもできます。例えば、実線の一部分の色を別の色に変更したい場合に使用します。2つ以上実線レイヤーを配置する場合は、上に配置した実線レイヤーの方のプロパティリストの「出力範囲の色指定」を True にして、別の色の実線の範囲を指定する必要があります。

「範囲を定める色」とは、彩色画像ファイルの色の範囲で指定します。実線は、色の範囲よりも少し外側にありますので、「範囲の拡張・縮小」で小さな値を設定する必要があります。
詳細 ⇒実線レイヤー
ぼかし(ガウス)
⇦リストボックスやプロパティリストの部分をクリックすると、それぞれの説明へジャンプします。
「ぼかし (ガウス)」とは、彩色画像ファイルの一部の色を指定して、その色に対してガウスぼかしをかけるエフェクト・レイヤーです。一般的に光った感じを表現したり、頬っぺたのブラシの処理などに利用されます。

「ぼかし (ガウス):髪 - Hi」無しの場合


「ぼかし (ガウス):髪 - Hi」有りの場合


このように、エフェクト・レイヤー重ねのリストボックスの項目に設定されている色は、ぼかす対象の色を指定します。
詳細 ⇒ぼかし(ガウス)
ぼかし(移動)
⇦リストボックスやプロパティリストの部分をクリックすると、それぞれの説明へジャンプします。
「ぼかし (移動)」とは、彩色画像ファイルの一部の色を指定して、その色に対して移動ぼかしをかけるエフェクト・レイヤーです。色を引き伸ばした感じを表現する場合に利用されます。

「ぼかし (移動):髪 - 影」無しの場合


「ぼかし (移動):髪 - 影」有りの場合


このように、エフェクト・レイヤー重ねのリストボックスの項目に設定されている色は、ぼかす対象の色を指定します。
詳細 ⇒ぼかし(移動)
グラデーション
⇦リストボックスやプロパティリストの部分をクリックすると、それぞれの説明へジャンプします。
「グラデーション」レイヤーは、任意の色を指定したグラデーション・エフェクト・レイヤーです。通常は「範囲を定める色」で、彩色画像ファイルの1つまたは隣接する複数の色を指定して、その色の範囲内だけに限定したグラデーションを生成します。

「グラデーション:瞳 - Hi」無しの場合


「グラデーション:瞳 - Hi」有りの場合


このように、エフェクト・レイヤー重ねのリストボックスの項目に設定されている色は、グラデーションを付けたい任意の色を指定します。
詳細 ⇒グラデーション
ノイズを加える
⇦リストボックスやプロパティリストの部分をクリックすると、それぞれの説明へジャンプします。
「ノイズを加える」レイヤーは、任意の色を指定したノイズ・エフェクト・レイヤーです。通常は「範囲を定める色」で、彩色画像ファイルの1つまたは隣接する複数の色を指定して、その色の範囲内だけに限定したノイズを追加します。

「ノイズを加える : 髪 - ノイズ」無し


「ノイズを加える : 髪 - ノイズ」有り

詳細 ⇒ノイズを加える
テクスチャー
⇦リストボックスやプロパティリストの部分をクリックすると、それぞれの説明へジャンプします。
「テクスチャー」レイヤーは、任意の色を指定したテクスチャー・エフェクト・レイヤーです。通常は「範囲を定める色」で、彩色画像ファイルの1つまたは隣接する複数の色を指定して、その色の範囲内だけに限定したテクスチャーを追加します。

「テクスチャー: 着物 - テクスチャー」無し


「テクスチャー: 着物 - テクスチャー」有り
詳細 ⇒テクスチャー
エフェクトではありませんが、ビルド時に彩色画像の色を変えたり、ダブラシのように半透明にすることもできます。
彩色レイヤー
⇦リストボックスやプロパティリストの部分をクリックすると、それぞれの説明へジャンプします。
「彩色レイヤー」は、「色の置換」で、彩色画像ファイルの1つまたは複数の色置換設定で、セル画像ファイルにした時の地の色を変更できます。

色の置換「頬 ⇒ 肌 - ノーマル」無し


色の置換「頬 ⇒ 肌 - ノーマル」有り
詳細 ⇒彩色レイヤー
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