AniLaPaint ver1.6 取扱説明書/パネルカットパネル

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カットパネルでは、カットフォルダーに配置された仕上げ素材をサムネイル表示することで、素早く目的の画像をビューとして開く事が可能になります。また、起動時には前回の終了直前に開いていたカットフォルダーを自動的に開きます。

新規にカットを開く方法 または既存のカットを開く方法でカットを開くと、自動的にこのパネルが表示されます。もしこのパネルを非表示にしたり、再び表示する場合には、パネル・コマンドから、カットコマンドを実行することで表示状態を切り替えることが出来ます。

新規にカットを開く方法
カット・コマンド新規作成...を実行し、あらかじめスキャナーで取り込んでおいた動画画像素材をインポートすることで新規カットを開くことができます。
既存のカットを開く方法
カット・コマンド開く...履歴から開くコマンドを実行することで、以前インポートした既存のカットを開くことができます。
ファイル・コマンド開く...ファイル履歴コマンドを実行することで、実線画像ファイル彩色画像ファイルセル画像ファイル・を開いた場合にも、自動的にカットが開かれます。
カットのフォルダ名
メインウィンドウのキャプションバーの作品名の次に現在開いているカットのフォルダ名が表示されます。

この例では Cut-005 の表示がカットのフォルダ名になります。
タブ切り替え

これらのタブを切り替えることで、カット内の素材にアクセスすることができます。
実線画像 のタブ
このタブは、インポートウィザードのセル番号を付けるページの作成するで、実線画像をインポートした場合にのみ表示されます。

現在開いている カットフォルダー内の 実線画像ファイル のサムネイルを一覧表示します。 これらのサムネイルをクリックすると 実線画像のビュー を開きます。
環境設定 カット タブでダブルクリックに変更できます)

サムネイルの複数選択してから、 ツールバーメニュー右クリック・メニュー のコマンドを利用できます。
彩色画像 のタブ
現在開いている カットフォルダー内の 彩色画像ファイル のサムネイルを一覧表示します。 これらのサムネイルをクリックすると 彩色画像のビュー を開きます。
環境設定 カット タブでダブルクリックに変更できます)

サムネイルの複数選択してから、 ツールバーメニュー右クリック・メニュー のコマンドを利用できます。
セル画像 のタブ
現在開いている カットフォルダー内の セル画像ファイル のサムネイルを一覧表示します。 これらのサムネイルをクリックすると セル画像のビュー を開きます。
環境設定 カット タブでダブルクリックに変更できます)

サムネイルの複数選択してから、 ツールバーメニュー右クリック・メニュー のコマンドを利用できます。
色指定 のタブ
現在のカットに関連付けられている色指定用の スポイト画像ファイル を表示します。 開いている画像の状態はカットを閉じた時に、 カット設定ファイル(cut.ini) に保存され、次回カットパネルを開いた時に復元されます。

色指定用の スポイト画像ファイルは、 カットフォルダー 内に無くても良いですが、相対位置関係が変動しない位置に無いといけません。

使い方の説明は、 色指定パネル をご覧ください。
パレット のタブ
現在のカットに関連付けられている パレットファイル (*.[anila_palette/csv/txt]) を表示します。 開いているパレットの状態はカットを閉じた時に、 カット設定ファイル(cut.ini) に保存され、次回カットパネルを開いた時に復元されます。

パレットファイル (*.[anila_palette/csv/txt])は、 カットフォルダー 内に無くても良いですが、相対位置関係が変動しない位置に無いといけません。

使い方の説明は、 パレットパネル をご覧ください。
ツールバー
クリックするとその部分の説明へジャンプします。
ツールバーの一番左のボタンを押すとメニューが表示されます。
また、パネル上で右クリックすると似たメニューが表示されます。
● 右クリック・メニュー


⇧ このメニューの画像をクリックすると
⇦ その部分の説明へジャンプします。
コンボボックス
撮影前のコンボボックス

このコンボボックスには、現在表示しているサムネイルの「セル名」が表示されます。

このコンボボックスをクリックすると、カットフォルダーに存在する「セル名」の一覧が表示されます。( ) 内に表示される数字はセル枚数です。この一覧から選択することで、リストに表示するサムネイル画像を切り替えることが出来ます。
リテイク後のコンボボックス

撮影後にリテイクが出て、例えば、A フォルダーに対してリテイク素材を A.R1 フォルダーに入れた場合、2つのコンボボックスが表示されます。

このコンボボックスをクリックすると、絞り込みのワイルドカード一覧が表示されます。
 「 (52)」⇒ 全てのフォルダーを右側のコンボボックスに表示します。
 「*(36)」⇒ 撮影前のフォルダーだけを右側のコンボボックスに表示します。
 「*.R1(16)」⇒ リテイク1(R1)フォルダーだけを右側のコンボボックスに表示します。
「*.R1(16)」を選択すると、

このようになり、リストボックスに A.R1 フォルダーのサムネイルが表示されます。
リストボックス
リストボックスにサムネイルが表示されています。

リストの表示形式

メニューツールバー表示に関するコマンドを利用すると、リストの表示形式やサムネイルのサイズを変更できます。

リストのクリック

サムネイルをクリックするとビューを開きます。
環境設定 カット タブでダブルクリックに変更できます。

リストの複数選択

右図のようにリスト上で複数のサムネイル項目を複数選択すると、複数のファイルに一括適応できるコマンドが選択できるようになります。

マウスだけで複数選択したい時には、垂直スクロール表示の状態にすると良いでしょう。そうすると、リストの右側に余白ができますので、そこでマウスの左ボタンを押してマウスを移動させることで、複数のサムネイル項目を選択することができます。

なお、キーボードで複数選択する方法は、Windows 標準のリストでの仕様と同じなので、Shft キーや Ctrl キーを押しながらマウスの左ボタンをクリックをすることで複数選択することもできます。その場合は、余白が下にしか無い水平スクロール表示の状態であっても複数選択が可能です。

カットを開く...
既存のカット・フォルダーを開く ダイアログを表示します。そこで既存の カットフォルダーを選択するとカットパネルが開きます。
履歴から開く ▶
カット履歴
最近開いた カットフォルダーの履歴が表示されています。これを選択するとカットパネルが開きます。
履歴を消去
全ての カットフォルダーの履歴を消去します。
タイムシートの新規作成...
タイムシートを新規作成するために、タイムシートの設定ダイアログを開きます。
カット内のタイムシートを開く ▶
カット内のタイムシート一覧
現在開いているカットパネルカットフォルダーとその1つ下のフォルダー内を検索して .anila_ts ファイルの一覧を表示します。
表示 ▶
クリックすると説明へジャンプします。

サイズ1(小)〜5(大)

サムネイルのサイズを変更できます。

垂直スクロール表示

サムネイルを縦1列に並べ、垂直スクロール表示にします。
ABなどセル名も表示されます。また、注釈も「セル検済み」「編集中」「閲覧中」等と表示されます。

垂直スクロール詰めて表示

サムネイルを横に詰めて表示し、縦方向に配置して垂直スクロール表示にします。
ABなどのセル名は表示されません。
セル検査は「検」編集中は「編」閲覧中は「閲」と省略して表示されます。

水平スクロール表示

サムネイルを縦に詰めて表示し、横方向に配置して水平スクロール表示にします。
ABなどのセル名は表示されません。
セル検査は「検」編集中は「編」閲覧中は「閲」と省略して表示されます。

名前順ソート

リスト内を名前順に表示します。

保存日時順ソート

リスト内を保存日時順に表示します。

昇順ソート

リスト内を昇順に表示します。

降順ソート

リスト内を降順に表示します。

垂直スクロール表示


垂直スクロール詰めて表示


水平スクロール表示

最近の情報に更新

サムネイルを最新の情報に更新します。

通常はこのボタンを利用しなくても画像保存時などに自動的にサムネイルは更新されます。 しかし、外部のアプリケーションで画像を変更した時には、自動では更新されませんので、 このボタンを押すと直ぐに更新されます。

セル名の変更...
現在開いている カットパネル 内のセルのセル名を一括変更するために、 セル名の変更 ダイアログを表示します。
セル間の移動...
現在開いている カットパネル 内のセルをセル間で一括移動するために、 セル間の移動 ダイアログを表示します。
セル単位の複製...
現在開いている カットパネル 内のセルをセル単位で一括複製するために、 セル単位の複製 ダイアログを表示します。
セル単位の削除...
現在開いている カットパネル 内のセルをセル単位で一括削除するために、 セル単位の削除 ダイアログを表示します。
すべてのセル画像を作成...(Ctrl+F5)
このコマンドを実行すると、ビューに未保存なものが無いかどうかを調べます。未保存のビューがある時、次の確認メッセージが表示されます。

ここでボタンを押すとこのコマンド処理自体がキャンセルされます。
ボタンを押すと未保存のビューを全て保存します。 そして、セル画像の作成ダイアログを表示します。
このダイアログ内のを押すと、次の処理が実行されます。
カットパネル内の全ての実線画像ファイル彩色画像ファイルから、トレス線を除去し、ビルドパネルで指定したエフェクト処理を行い、セル画像ファイルを作成します。
ただし、セル画像の作成ダイアログ内の「☐ 次からこのダイアログを表示しない」に✔が入っている場合には、このダイアログを表示することなく上記の処理が開始されます。「☑ 次からこのダイアログを表示しない」と同様のチェックは、ビルドにもありますので、後で再びチェックを外し、表示可能することもできます。
すべてのセル画像を更新...(F5)
このコマンドを実行すると、ビューに未保存なものが無いかどうかを調べます。未保存のビューがある時、次の確認メッセージが表示されます。

ここでボタンを押すとこのコマンド処理自体がキャンセルされます。
ボタンを押すと未保存のビューを全て保存します。 そして、セル画像の作成ダイアログを表示します。ただし、タイトルが「セル画像の更新」となります。
このダイアログ内のを押すと、次の処理が実行されます。
カットパネル内の全ての実線画像ファイル彩色画像ファイルから、以前セル画像ファイルを作成した後に更新したものだけを選び、トレス線を除去し、ビルドパネルで指定したエフェクト処理を行い、セル画像ファイルを更新します。
ビルドパネルの設定が更新されている場合にも更新対象になります。)
ただし、セル画像の作成ダイアログ内の「☐ 次からこのダイアログを表示しない」に✔が入っている場合には、このダイアログを表示することなく上記の処理が開始されます。「☑ 次からこのダイアログを表示しない」と同様のチェックは、ビルドにもありますので、後で再びチェックを外し、表示可能することもできます。
すべてのセル画像を削除...(Ctrl+F7)
このコマンドを実行すると、次の確認メッセージを表示します。

ここで、[ はい(Y) ] ボタンを押すと、 カットパネル内の全てのセル画像ファイルを削除します。
選択番号のセル画像を作成...
このコマンドは、基本的にセル画像を作成...コマンドと同じです。
ただし、カットパネル内の現在選択状態のサムネイルだけが対象ファイルになります。
選択番号のセル画像を更新...
このコマンドは、基本的にセル画像を更新...コマンドと同じです。
ただし、カットパネル内の現在選択状態のサムネイルだけが対象ファイルになります。
ビルドの設定...
このコマンドを実行すると、ビルドの設定ダイアログを表示します。

通常ビルドの設定は、カットフォルダー内の build.ini ファイルに格納され、全てのセルが同じ設定でビルドされます。しかし、場合によっては、A セルと B セルに別のビルド設定を割り当てたい時などがあります。そのような場合にこの機能を使って、複数の build_*.ini ファイルとセル名との関連付けを行います。
選択番号を「セル検済み」にする
選択したサムネイルと同じセル番号の実線画像・彩色画像・セル画像のサムネイルから「セル検済み」マークを設定します。
※ ファイル上は、書き込み禁止フラグが設定されます。
全選択して「セル検済み」にする
サムネイル表示の全てを選択して実線画像・彩色画像・セル画像のサムネイルから「セル検済み」マークを設定します。
※ ファイル上は、書き込み禁止フラグが設定されます。
カット全体「セル検済み」にする
カット内の全ての実線画像・彩色画像・セル画像のサムネイルから「セル検済み」マークを設定します。
※ ファイル上は、書き込み禁止フラグが設定されます。
選択番号の「セル検済み」を外す
選択したサムネイルと同じセル番号の実線画像・彩色画像・セル画像のサムネイルから「セル検済み」マークを削除します。
※ ファイル上は、書き込み禁止フラグが解除されます。
全選択して「セル検済み」を外す
サムネイル表示の全てを選択して実線画像・彩色画像・セル画像のサムネイルから「セル検済み」マークを削除します。
※ ファイル上は、書き込み禁止フラグが解除されます。
カット全体「セル検済み」を外す
カット内の全ての実線画像・彩色画像・セル画像のサムネイルから「セル検済み」マークを削除します。
※ ファイル上は、書き込み禁止フラグが解除されます。
選択画像を開く
サムネイル表示の選択状態にある セル番号の画像を ビューとして開きます。
選択画像を閉じる
サムネイル表示の選択状態にある セル番号ビューを閉じます。
選択画像をチェッカーへ送る...
チェッカーパネルを開き、 カット・パネル の現在サムネイル表示されている画像をアニメーション表示させ、色パカの検査をします。
サムネイルを2つ以上選択状態にしている場合は、選択された画像のみアニメーション表示します。
選択画像を削除...
リストの複数選択 後にこのコマンドを実行すると削除の確認メッセージを表示します。

[ はい(Y) ] ボタンを押すと、それらの画像ファイルを削除して Windows のゴミ箱に移動します。
Shiftキーを押しながらこのコマンドを実行するとゴミ箱へは移動しません。強制削除モードになります。

削除した画像を元に戻したい場合は、 Windows のゴミ箱を開いて、そこから行ってください。
サムネイル表示更新されない場合には、最近の情報に更新を行ってください。
カットを閉じる
現在開いている カットパネル を閉じます。
✔ ドッキング可能
このチェックをオンにするとパネルがドッキング可能になります。
ドッキング中の場合にこのチェックをオフにするとフローティング化されます。
このチェックがオフの時には、パネルのウィンドウを移動する際にドッキングガイドが表示されません。

パネルのタイトルバーをダブルクリップした場合の動作が、ドッキング可能かどうかによって異なります。
・オンの時 … フローティング ⇔ ドッキングを切り替えます。
・オフの時 … 最大化 ⇔ 元のサイズを切り替えます。
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