AniLaPaint ver1.6 取扱説明書/パネル/ビルドパネルテクスチャー

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「テクスチャー」レイヤーは、任意の色を指定したテクスチャー・エフェクト・レイヤーです。通常は「範囲を定める色」で、彩色画像ファイルの1つまたは隣接する複数の色を指定して、その色の範囲内だけに限定したテクスチャーを追加します。

「テクスチャー: 着物 - テクスチャー」無し


「テクスチャー: 着物 - テクスチャー」有り
エフェクト・レイヤー重ねのリストボックス

ここで表示されている色でテクスチャー・エフェクトが施されます。
色を変更したい場合は、ボタンをオンにして項目をクリックしてバケツカーソルしてこの項目をクリックすると、カラーバーに表示されている現在の選択色に変更できます。
テクスチャー素材

右端の […] ボタンを押すと、テクスチャー素材ダイアログが開き、テクスチャー素材に使用するファイルを指定します。

上の例で使用したのは、

こんな感じのアルファチャンネル付きの素材です。
αチャンネルだけを使用

この項目を True にすると、テクスチャー素材のアルファチャンネルだけを読み込んでマスクとして利用します。この項目が False の時や、True にしても素材にアルファチャンネルが無い場合には、RGB レイヤーをグレースケールに変換した素材をマスクとして利用します。
レイヤーの色

上のリストボックスで指定した色の値が表示されています。 この数値を直接変更する事でもテクスチャーの色を変更できます。
不透明度

このレイヤーの不透明度を 0 〜 255 の間で指定できます。
値を小さくすると透明に近づきます。
出力範囲に追従

この項目が False の場合、テクスチャーの張り込み位置は画面全体の矩形に対して「素材の位置合わせ」します。True の場合は、「範囲を定める色」で限定したすべての色の範囲の矩形に対して「素材の位置合わせ」をします。これによって、「範囲を定める色」(=出力範囲)にテクスチャーが追従したように見えます。
素材の位置合わせ

上の「出力範囲に追従」で指定した状態によって定義された矩形に対して、テクスチャー素材のどこと位置合わせをするかここで指定します。
右上の場合は、このように矩形とテクスチャーの右上を合わせます。

そして、矩形の残った部分もテクスチャーをタイル状に並べて使用します。
グラデーション使用

ガウスぼかしにグラデーションを加味する場合には、この値を True にします。

この値を True にすると、
⇦ ★
このようにグラデーション設定の項目が表示されます。
これらの設定の意味は、グラデーションと同じなので、そちらをご覧ください。

グラデーション False の場合

「範囲を定める色」全体に均等にテクスチャーが貼り込まれます。

グラデーション True で ★ の場合

「範囲を定める色」部分の下から0時方向(上)に向かってテクスチャーの濃さにグラデーションを付けつつ貼り込まれます。
ノイズ追加

このレイヤーにノイズを追加するかどうかを指定します。

True にすると、「ノイズの設定」が表示されます。


「ノイズの発生率」
ノイズの発生率を 0 〜 1000 の間の値で指定します。
値が大きいほどノイズが多く追加されます。

「ノイズのチャンネル」
ノイズを追加するチャンネルを 0 〜 4 の間の値で指定します。
(0 = RGB, 1 = R, 2 = G, 3 = B, 4 = αチャンネル)

「範囲を定める色」の設定
色は必ず、 彩色画像ファイル に使用されている色から選択することになります。 テクスチャー・エフェクトを付ける対象の色を設定します。 隣接する複数の色を選択して、一塊の範囲にテクスチャーを貼り付けることもできます。

彩色画像ファイル には、色トレス線の部分がありますが、この部分の扱いがどうなっているのかという事について説明します。 この色トレス線部分は、この「範囲を定める色」に含まれるのかどうか?というと自動的に含まれます。 つまり、色トレス線が補完されるべき部分も含めた範囲が設定されます。通常は、色トレス線にグラデーションを 付けている場合であっても、色トレス線の中間までの部分が範囲となります。 この範囲をさらに手動で修正するために、「範囲の拡張・縮小」の設定があります。 色の範囲を補正するためにピクセル単位で拡張・縮小できます。(マイナスの数値は縮小)
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