AniLaPaint 1.7/仕様/画像ファイル実線画像ファイル

実線画像ファイルについて説明します。
このファイルが配置される場所
実線とは
実線画像ファイルとは
実線画像ファイルの編集方法について
実線部分に色を付ける方法について(色カーボン的な機能)
実線画像ファイルを使用しない設定について
このファイルが配置される場所
このファイルは、 AniLaPaint のインポートによって、貴方がスキャンしたインポート画像ファイル(動画素材)から自動的に作成され、以下のフォルダーに配置されます。
Cut-005 このフォルダーがカットフォルダーの場合
Cut-005\Line 実線画像のフォルダー
Cut-005\Line\A A セル用のフォルダーで内部に a001.png, a002.png, a003.png ...
Cut-005\Line\B B セル用のフォルダーで内部に b001.png, b002.png, b003.png ...
Cut-005\Line\C C セル用のフォルダーで内部に c001.png, c002.png, c003.png ...
Cut-005\Line\A.R1 A セルの1回目のリテーク用のフォルダーで内部に a001.png, a002.png, a003.png ...
このように、カットフォルダー内の Line フォルダー内に A, B, C などのセル名毎に a001.png のように 3 桁の数値付きの PNG 画像として配置されます。A, B, C などのセル名は自由に決められますが、必ず Line フォルダー内でなければなりません。拡張子は、 .R1, .R2 ... .R9 をリテーク用の拡張子として AniLaPaint で使用します。それ以外の拡張子をフォルダー名に付けることはできません。
実線とは
業界用語で、「実線」とは動画の際に鉛筆で作画した線の事をいいます。対して色鉛筆で作画した線のことを「色トレス線」と言います。詳しくは、作画方法を参照してください。
実線画像ファイルとは
インポート画像ファイル(動画素材)インポートする際に、鉛筆で作画した実線部分だけを抽出して実線画像ファイルとして保存します。

この画像は 8 bit グレースケール形式で保存されています。グレースケール階調線かそれとも2値線かはインポート時の2値化のモード設定で決まります。2値線であっても、 8 bit グレースケール形式のフォーマットには変わりはありません。
実線画像ファイルの編集方法について
実線画像ファイルを編集するために、実線画像のビューがあります。このビューで、ドット状のゴミや色トレス線の部分が実線と判別されてしまった部分の消去を行います。仕様上、実線は常に黒を基調としています。つまり実線部分に色をペイントすることはできません。
実線部分に色を付ける方法について(色カーボン的な機能)
実線画像ファイルの画像へ直接色を塗ることは不可能ですが、アナログ時代のトレスマシーンのように色カーボンを利用して鉛筆の線の部分に茶色などの別の色を焼き付けていた、いわゆる色カーボン的な機能を利用することで、実線を他の色に変更することが可能です。
この設定はビルドパネルで行います。詳しくは、実線レイヤーをご覧ください。
実線画像ファイルを使用しない設定について
実線をグレースケール階調で使用する目的が無く最初から2値線で使用したい場合には、実線画像ファイルをそもそも使用しない設定にすることも可能です。ただしこの設定は黒のドットゴミを効率よく消去できなくなるので推奨しません。この設定にした場合、実線は彩色画像ファイルの黒の 黒のトレス線部分を使用する事になります。
この設定はインポート時に行います。詳しくは、実線画像についてをお読みください。
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