AniLaPaint 1.7/インポートセル番号を付ける

 
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動画(Alt+S)
  ◆ 連番を選択する方法
  ◆ 飛び番を選択する方法
  ◆ 表の全てを選択する方法
  ◆ 表の全ての選択を解除する方法
  ◆ 再び名前順ソートをする方法
セル(Alt+C)
「番号」関連のコントロール
  全自動(Alt+1)
  選択追加(Alt+2)
  選択削除(Alt+3)
  欠番追加(Alt+4)
  全て追加(Alt+5)
  全て削除(Alt+6)
  番号(Alt+U)
    ◆ 連番を選択する方法
    ◆ 飛び番を選択する方法
  作成する(Alt+P / Alt+L)
    実線画像について
    どのような場合にこの機能を使用するのか?
  ☑ ↑合成子(Alt+C)
  [総枚数]
「合成親」関連のコントロール
  ☑ ↓合成親(Alt+G)
  選択追加(Alt+7)
  選択解除(Alt+8)
  「合成親」のリスト
    ◆ 連番を選択する方法
    ◆ 飛び番を選択する方法
  総枚数
「ファイル・パス」に関する情報
☑ 画像のプレビュー表示
[ < 戻る ] ボタン(Alt+B)
[ 次へ > ] ボタン(Alt+N)
[ キャンセル ][ × ] ボタン(ESC)
[ ヘルプ ] ボタン(F1)
動画(Alt+S)
この表には、前ページで設定した インポート画像ファイル(動画素材)のファイル名一覧が表示されています。この表にあるファイルを選択し、中央のボタンを押して右側の表にファイルを移動させることでセル番号を設定します。最終的に、この表にファイルが残った場合、それらのファイルは使用されません。
◆ 連番を選択する方法
  • 表の上で、マウスの左ボタンを押したまま縦に移動すると、複数行を選択できます。
  • 1つ目をクリックし、次に [Shift]キーを押しながら離れた2つ目をクリックすると、1つ目から2つ目の間の全ての行が選択できます。
  • [Alt+S] キーを押して、 [↑]・[↓] キーを押して1つ目の行に移動し、次に[Shift] キーを押しながら [↑]・[↓] キーを押すと連番で選択できます。
◆ 飛び番を選択する方法
  • [Ctrl]キーを押しながら複数を次々とクリックすると、飛び番で選択できます。
◆ 表の全てを選択する方法
ボタンを押すと、この表の全ての行が選択されます。
◆ 表の全ての選択を解除する方法
ボタンを押すと、この表の全ての選択が解除されます。
◆ 再び名前順ソートをする方法
などのボタンを利用して、左右のリストでファイル名をやり取りしていると、このリストの順序が無秩序になってきます。再び、ソートしたい時は、ボタンで、前のページを表示してすぐに、ボタンでこのページに戻してください。前ページに戻った時に表がソートされるのが分かると思います。
セル(Alt+C)
このコンボ・ボックスをクリックするとセル名を付けるページで設定したセル名が表示されます。ここで選択したセル名で、右側の 「番号(U)」 と 「↓合成親(G)」の2つのリスト表示が切り替わります。

上図では、 「A (16+1)」 となっていますが、(16+1)は枚数を表しています。この場合、「Aセルの枚数 16 枚 + Aセルの合成親枚数 1 枚」 ということを表しています。この枚数表示により、どの 「セル重ね」 に既に何枚設定済みか判断できます。
このコンボボックスは上級者向けです。「撮入れ前」という用語が分からない人はこの部分はいじらないようにしてください。

アニメ業界では、リテーク処理時には「撮入れ前」のデータは一切手を付けないという決まりがあります。(責任所在が分からなくなるのでミスのデータも常に残しておく取り決め)1回目のラッシュが終わった後のリテーク作業では、このコンボボックスを「リテーク1」にします。すると、「撮入れ前」時の実線画像や彩色画像が全て書き込み禁止になり改竄できないようになります。(もっとも他のペイントソフトで簡単に改竄できますが…、少なくとも AniLaPaint 内ではデータをいじれなくなります。)このコンボボックスはそのためにあります。「リテーク1」の場合、「A」セルは「A.R1」フォルダーに保存されます。通常リテーク処理用のフォルダーには、リテーク対象のセルだけを入れます。

色の塗り間違いだけのリテークの場合、インポートし直す必要はありません。セル単位の複製ダイアログを使用すれば、「撮入れ前」から「リテーク1」へ選択的に実線・彩色画像ファイルをコピーできます。.R1 フォルダーにコピーした彩色画像を修正すれば良いわけです。

作画ミスの場合は、その画像のみインポートし直す必要があります。 通常、スキャン画像ファイルは、リテーク時に1ピクセルもズレてはならないので、 全く新しくスキャンした画像に差し替えるのはダメです。 他のレタッチソフトを利用して、古いスキャン画像の一部分を修正後の動画をスキャンした修正部分だけを貼り付けます。 そのようにして、極力ズレないようにするわけです。

すると、スキャン画像のファイル・パスは同じなので、● 既存サイズのインポート設定を読み出す(インポートのやり直しやリテーク処理)で以前の設定を読み込んでそのまま利用できます。に設定して、ボタンを押して一旦すべてのフラグを解除した後に、作画修正したファイルのみ にチェックしてください。

インポート後、リテーク前の彩色済みの彩色画像から使える部分を範囲選択でコピーして、 修正済みの新しいリテーク1のまっさらの彩色画像へ貼り付けるなどして、 再ペイントの手間を省きつつ修正していくと良いでしょう。

あるいは、上記の方法とは全く異なりますが、作画リテイクは使用していないセル名で仮にインポートして、 オリジナルの番号の画像へ修正部分だけ選択してコピーするという方法もあります。

「撮入れ前」「ラッシュ」「合成親」「合成子」は、アニメ制作の基本用語ですのでここでは説明しません。業界のアニメ制作について説明している本などをご覧ください。
「番号」関連のコントロール
←(図ア)
全自動(Alt+1)
 
ボタンを押すと、表示されるダイアログです。
スキャンした動画素材のファイル名やフォルダ名から自動的に番号を割り付けることが出来ます。動画(Alt+S)に選択ファイルがある場合は、それらのファイルを対象にします。無い場合には、全てのファイルを対象にします。
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選択追加(Alt+2)
ボタンを押すと、「動画」のファイル名リスト選択ファイル「番号」のリスト で現在選択している行に挿入します。上の (図ア) の状態では 「A-2」 が選択されているので 「A-2」 の位置に次のファイルが挿入されます。元の 「A-2」 以降の番号は挿入された動画の数だけ増加します。
選択削除(Alt+3)
ボタンを押すと、「番号」のリスト で現在選択している行を表から削除します。 「番号」のリストから解除されたファイルは、左側の 「動画」のファイル名リスト に戻されます。上の (図ア) の状態では 「A-2」 の行が解除され、 「A-3」以降の番号は1ずつ減って 「A-2」〜 になります。
欠番追加(Alt+4)
ボタンを押すと、 「番号」のリスト で現在選択している行に 「--- 欠番 ---」 を挿入します。上の (図ア) の状態の場合には、 「A-2」 の位置に 「--- 欠番 ---」 が挿入されます。元の 「A-2」 以降は1だけ増加して、 「A-3」〜 になります。
全て追加(Alt+5)
ボタンを押すと、 「動画」のファイル名リスト全てのファイル「番号」のリスト で現在選択している行に挿入します。上の (図ア) の状態の場合には、 「A-2」 の位置にファイルが挿入されます。元の 「A-2」以降の番号は、挿入された動画の数だけ増加します。
全て削除(Alt+6)
ボタンを押すと、 「番号」のリスト に今表示されている全ての行を表から削除します。 「番号」のリスト から解除されたファイルは、左側の 「動画」のファイル名リスト に戻されます。
番号(Alt+U)
左から「セル番号」「作成フラグ」「ファイル名」の表示になっています。

「作成フラグ」は、「L」=実線画像ファイル/ 「P」=彩色画像ファイルを作成するかどうかを表しています。
◆ 連番を選択する方法
  • 表の上で、マウスの左ボタンを押したまま縦に移動すると、複数行を選択できます。
  • 1つ目をクリックし、次に [Shift]キーを押しながら離れた2つ目をクリックすると、1つ目から2つ目の間の全ての行が選択できます。
  • [Alt+S] キーを押して、 [↑]・[↓] キーを押して1つ目の行に移動し、次に[Shift] キーを押しながら [↑]・[↓] キーを押すと連番で選択できます。
◆ 飛び番を選択する方法
  • [Ctrl]キーを押しながら複数を次々とクリックすると、飛び番で選択できます。
作成する(Alt+P / Alt+L)
このチェック・ボックスは、 「番号」のリスト で選択している行の作成フラグ [LP] と連動しています。
P彩色画像ファイル
L実線画像ファイル
このチェックをオンにすると 「ファイルを作成する」 、オフにすると 「ファイルを作成しない」 という意味になります。












このボタンを押すと、現在表示されている番号が 「Aセル」 の場合はAセル全ての作成フラグ [LP] をクリアーして [--] に変更します。 このボタンを押すと、「Aセル」〜「Zセル」 までの全てのセル番号の作成フラグ [LP] をクリアーして [--] に変更します。
実線画像について
このコンボボックスは、必ず、 の設定で使用してください。でないと、実線画像が作られません。 は非推奨です。

にして実線画像を作成しないようにした場合、 セル画像の実線の 「◉ 彩色画像の黒トレス線を実線とみなす」を選んでください。 このモードを選んだ場合は、色トレス線内部に入り込んだ黒のドットゴミを全部手作業で取り除く必要が生じます。 この色トレス線内部の黒ドットのゴミも、インポート時の ゴミの削除 で、ある程度は自動で除去できるようになっていますが限界があります。 どんなにうまく2値化の設定をしたとしても彩色画像の色トレス線内には必ず黒ドットが残ってしまいます。 他のアプリの2値化でもこういった黒ドットはある程度残るので、結局手作業で取っている実情があります。

そこで、 AniLaPaint では彩色画像と実線画像に分ける モードを ver 0.x の頃に追加しました。 実線画像を分けることで、色トレス線にあたる部分のドット・ゴミの掃除は、 なげなわ塗り ツールであっという間に取ることができるようになっています。

実線画像と彩色画像に分けている理由は、実線を階調線にするためではありません。 実線画像は2値でも構わないのです。 とにかく、ドット状のゴミ取りを楽にするために分けているのです。

また、実線画像と彩色画像に分かれていることで、彩色画像の方には実線は絶対に存在しない保証となるので、 彩色画像の黒ドットはプログラムがビルド時に自動的に取り除くことができます。 つまり、色トレス線の自動補完だけではなく、彩色画像内の黒のドットもゴミ取り不要にするための の設定なのです。 もっとも、両方チェックしないと意味ありませんが…。

にした場合次のエラーメッセージが表示される場合があります。
 
一枚でも実線画像をインポートしたカットでは のモードにすることはできません。
どのような場合にこの機能を使用するのか?
設定ファイルの指定ページで、● 既存サイズのインポート設定を読み出す(インポートのやり直しやリテーク処理)処理を行った場合に、前回このカットに取り込んだ時の 「セル番号」 がそのままこのページの表に再現されます。

全ての動画素材の取り込みを再度やり直したい場合には、そのまま ボタンで次のページへ移動すればよいでしょう。

しかし時には、一部のセル番号の取り込みだけをやり直したい場合もあります。そんな時、まず最初に、ボタンですべてをファイルを再作成しない [--] に設定してから。差し替えたいファイルだけを、をチェックすることで、一部のファイルだけ再作成を行わせるのにとても便利です。
☑ ↑合成子(Alt+C)
「合成子」を指定する前に、 をオンにしてください。

たとえば、 「A-4」・「A-5」 を選択した状態で、


をオンにすると、

「A-4'」・「A-5'」 のように 「'」 ダッシュ付きのセル番号に変化します。
このような 「'」 ダッシュ付きのセル番号の事を、業界用語で 「合成子」 と言います。

合わせて、設定手順の 合成子もお読み下さい。
[総枚数]
今 「Aセル」 が表示されているのなら、 「Aセル」 だけの総枚数が表示されます。なお、 「--- 欠番 ---」 も総枚数に含まれます。
「合成親」関連のコントロール
←(図イ)
これらのコントロールを使用して、 「合成親」 を設定します。合わせて、設定手順の合成親もお読み下さい。

☑ ↓合成親(Alt+G)
をオンにすると、 「合成親」 や 「合成子」 を指定できるようになります。
をオフにすると、現在 「合成親」 の表にセルが設定されている場合には、次のメッセージが表示されます。
 
を選択すると、 「合成親」 だけではなく、今まで設定したすべての 「合成子」 も解除されます。
選択追加(Alt+7)
ボタンを押すと、「動画」のファイル名リスト選択ファイル「合成親」のリスト で現在選択している行に挿入します。上の (図イ) の状態の場合には、 「A-イ」 の位置に新たにファイルが挿入されます。現在の 「A-イ」 セルは、 「A-ロ」 になります。
選択解除(Alt+8)
ボタンを押すと、「合成親」のリスト で現在選択している行を表から削除します。 「合成親」のリストから解除されたファイルは、左側の 「動画」のファイル名リストに戻されます。上の (図イ) の状態の場合には、 「A-イ」 が解除され、 「end.」 だけが残ります。
欠番追加(Alt+9)
ボタンを押すと、 「--- 欠番 ---」 を「合成親」のリスト で現在選択している行に挿入します。上の (図イ) の状態の場合には、 「A-イ」 の位置に新たに 「--- 欠番 ---」 が挿入されます。現在の 「A-イ」 セルは、 「A-ロ」 になります。
「合成親」のリスト

左から「合成親名」「ファイル名」の表示になっています。
合成親は 「イ」・「ロ」・「ハ」… 順になります。

◆ 連番を選択する方法
  • 表の上で、マウスの左ボタンを押したまま縦に移動すると、複数行を選択できます。
  • 1つ目をクリックし、次に [Shift]キーを押しながら離れた2つ目をクリックすると、1つ目から2つ目の間の全ての行が選択できます。
  • [Alt+S] キーを押して、 [↑]・[↓] キーを押して1つ目の行に移動し、次に[Shift] キーを押しながら [↑]・[↓] キーを押すと連番で選択できます。
◆ 飛び番を選択する方法
  • [Ctrl]キーを押しながら複数を次々とクリックすると、飛び番で選択できます。
総枚数
今 「Aセル」 が表示されているのなら、 「Aセル」 の合成親だけの総枚数が表示されます。 なお、 「--- 欠番 ---」 も総枚数に含まれます。
「ファイル・パス」に関する情報

3つの表のどこでも、1行だけ選択した場合に選択したファイルのパスが下のエディット・ボックスに表示されます。
☑ 画像のプレビュー表示
をオンにすると、別ウィンドウが表示されます。表に追加したファイル・パスの中から1行だけ選択すると、画像が表示されます。(表を2行以上選択した場合には、画像は表示されません)

⇒ 詳細へ
[ < 戻る ] ボタン(Alt+B)
 
前のページに移動します。
セル名を付けるまたは動画の追加または設定ファイルの指定
[ 次へ > ] ボタン(Alt+N)
 
このボタンを押すと、次のページに移動します。
オンの場合 ➡合成伝票
オフの場合 ➡上書きファイルの確認または2値化の設定
[ キャンセル ][ × ] ボタン(ESC)
 
これらのボタンを押すと、次のメッセージを表示します。
 
ここで、ボタンを押すことで、設定作業を中止してこのウィザードを閉じます。
[ ヘルプ ] ボタン(F1)
 
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