- エフェクト有りのセル仕上げ方法について説明します。
- このアプリでエフェクトをかける
- Adobe Premiere など一般的なムービー編集ソフトやCore Retas では、アンチエイリアス程度は付けたりすることはできますが、キャラの頬っぺたなどのブラー処理、髪の毛のグラデ、天使の輪や目のハイライト光等々、セル画に対するエフェクト機能がありません。
- 注)Core Retas を撮影台機能のためだけに使い、さらに出力されたデータを Adobe After Effects に持ち込んでエフェクトを付ける場合には、エフェクト無しのセル仕上げの方をご覧ください。
撮影アプリ側でセル画に対するエフェクトが行えない場合には、 AniLaPaint 側でエフェクトをかけることになります。
その場合 AniLaPaint で仕上げる完成画像は以下のようになります。- 実線を階調線(グレースケール)にする。
- 実線や色の境界にはアンチエイリアをかける。
- エフェクト設定でキャラの頬っぺたなどのブラー処理、髪の毛のグラデ、天使の輪や目のハイライト光等々のエフェクトをかける。
- 透明部分は、撮影アプリによって認識できるアルファチャンネルで指定する。

(クリックすると等倍で表示されます)
このような画像を作成するためには以下の設定変更が必要となります。 - インポートの設定
- インポート・ウィザードの2値化の設定画面の2値化タブ内の☑ 実線をグレースケール諧調線にする(Alt+G)のチェックを付けて下さい。⇒

これで、実線画像ファイルが階調線(グレースケール)として作られます。
- ビルドの設定
彩色画像のビューで色を仕上げた後にビルド処理を行う事で自動的に色トレス線やドットゴミが周りの色に補完されますが、環境設定の初期値ではアンチエイリアスが掛かる設定になっています。
環境設定ダイアログのビルドタブ内の、実線画像+彩色画像を使用するカットの初期値...(Alt+P)ボタンを押してください。
すると、ビルド基本設定ダイアログが表示されるので、セル画像の実線タブ内のカット毎の個人差を低減するための処理の「?実線のまま使用」を選択して下さい。
次に、セル画像の色補完タブ内の「トレス線・補完方法」をカブラペン・トレス風 またはグラデーションに設定して下さい。
これで、ビルドで作られるセル画像ファイルの色の境界に全てアンチエイリアが掛かります。
次に、エフェクト設定のエフェクトを設定します。

チュートリアルのサンプルでは各種エフェクトが設定されていますので参考にして下さい。
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