AniLaPaint 1.7/はじめに/AniLaPaint とは?/撮影アプリ向けの設定/Adobe After Effects へ出力出力方法2

出力方法1は After Effects 側でタイミングを打ち込まなくてよいので簡単ですが、同じ画像を何度も avi 画像の中で出力しているので、枚数の多いカットではavi ファイルの限界を超えたサイズになってしまい、 After Effects で読み込めなくなるかもしれません。

そこで、タイムシートのタイミングに沿ったavi としては出力せず、画像の素材データのみを avi で出力する方法を取り、After Effects 上でタイムリマップする方法で、ディスクやメモリ容量を抑えるやり方を説明します。

タイムシートのビューでタイムシートを入力するところまでは出力方法1と同じです。カメラワークの設定はありませんので、重ねるとずれる素材などもあると思いますが気にせず入力してください。タップ位置の修正は After Effects にデータを持ち込んだ後で行います。

ファイル・コマンド内のレイヤー毎の素材を AVI に保存...コマンドを実行します。これはタイムシート入力した Aセル, Bセル 等セル名毎の素材画像を avi ファイルとして出力するコマンドです。

このコマンドを実行すると保存するフォルダを選択した後にビデオの圧縮 ダイアログが表示されます。詳しくは、ビデオの圧縮をお読みください。

出力された avi ファイルを QuickTime 形式の mov ファイルに変換する方法については、ビデオの変換をお読みください。

出力された A.avi, B.avi (又はさらに変換した A.mov, B.mov)等のセル名毎の動画ファイルをAfter Effects のフッテージに取り込みます。
この動画ファイルは、素材だけなのでタイミングなどは含まれていません。
タイムシートを別途 After Effects へ移行する必要があります。

つぎに、ファイル・コマンド内のタイムシートのエクスポート...コマンドを実行します。
外部アプリの仕様で出力(タイムシート)ダイアログのファイルの種類を「りまぴん (*xps)」にして、カット番号の名前で保存します。

ねこまたや さん のサイトの「道具箱」の中にある「りまぴん」というアプリのページを開いて、「ファイル」メニューの「読み込み」から、今出力した xps ファイルを読み込ませてください。
そして、 (Import) として表示される横のボタンの「取込」をクリックすると、AniLaPaint で入力したタイムシートと同じ画面が Web ブラウザに表示されます。

りまぴんの A セルのどこかをクリックすると、画面上部のツールバーの下のボタンが A になります。そのボタンを押すと、その下辺りに「AE Key ペースト用データ」が表示されるのでそれをコピーして、After Effects の画面のフッテージにある A.avi をクリックして、 Ctrl+V で AE key をペーストします。すると、 A.avi にタイムリマップが設定されます。この作業を B セル以降も同様にします。

ねこまたやさんのサイトで、「りまぴん取扱説明書02 - チュートリアル」を検索して参考にしてみてください。

外部アプリの仕様で出力(タイムシート)ダイアログのファイルの種類を 「AE_RemapExceed (*.ard) (*.ardj)」 形式にして保存したファイルをbryful さんの 「AE_RemapExceed」をダウンロードして解凍したアプリに読み込ませた場合も同様の事ができます。
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