AniLaPaint 1.7/パネル/ビルドパネル彩色レイヤー

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「彩色レイヤー」は、「色の置換」で、彩色画像ファイルの1つまたは複数の色置換設定で、セル画像ファイルにした時の地の色を変更できます。

色の置換「頬 ⇒ 肌 - ノーマル」無し


色の置換「頬 ⇒ 肌 - ノーマル」有り
エフェクト・レイヤー重ねのリストボックス

この項目自体には色を設定することはできません。
この項目をクリックすると以下の「色の置換」が表示されます。
ノイズ追加

このレイヤーにノイズを追加するかどうかを指定します。

True にすると、「ノイズの設定」が表示されます。


「ノイズの発生率」
ノイズの発生率を 0 〜 1000 の間の値で指定します。
値が大きいほどノイズが多く追加されます。

「ノイズのチャンネル」
ノイズを追加するチャンネルを 0 〜 4 の間の値で指定します。
(0 = RGB, 1 = R, 2 = G, 3 = B, 4 = αチャンネル)

彩色レイヤーのノイズ設定は特殊です。
以下の「色の置換」に設定している色も、設定していない色も含めて全ての色に対してノイズ・エフェクトが適応されます。

ノイズがかかるのは「彩色レイヤー」だけなので、上の例でもわかるようにグラデーションやぼかしエフェクトそのものにはかかりません。それに、仕上げ時にノイズを付けると、止めの部分でノイズがピタッと止まってしまうので、こういった処理は撮影時に付けた方が良いでしょう。
「色の置換」の設定
まず、この機能は必ずしも使用しなくても良いです。どうしても変更したい色だけをここで置換します。

「彩色画像の色」は必ず、 彩色画像ファイル に使用されている色から選択することになります。
「セル画像の色」には任意の色を選択できます。

「置換後の不透明度」を設定することで、いわゆる「ダブラシ」にできます。 ただし、通常「ダブラシ」は彩色時には行いません。ダブラシ部分を別セルに分けて仕上げるのが普通です。 なぜなら、ダブラシの不透明度は使用する背景の色によって動的に変化させなければ、 今どきのリアルなエフェクトを施した画面には合わなくなってしまうからです。 なので、ダブラシが必要なら、その部分は別セルに分離するのが普通です。 色置換色抽出パネル を利用すれば、一括して色を指定して色を別セルに分離できますので、 ここで「置換後の不透明度」を利用する機会はあまりないかもしれません。

一つ、ここで「色の置換」を使う良い例を挙げます。 頬っぺたの赤ブラシですが、頬っぺた自体の赤の部分がそのままだと赤丸の周りに光ったようなぼかしが入ることになります。 それは昔のアニメなどにはよく使われた手法ですが、頬っぺたの赤丸が丸見えです。 そこで、赤丸の部分の赤をぼかしだけには適応しつつ、中の赤丸は消してしまいたいと思います。 上の図を見てください、「頬 ⇒ 肌 - ノーマル」になっています。これによって、赤丸部分が消せます。
頬っぺたの色「ぼかし」エフェクトのみ
頬っぺたの色「ぼかし」エフェクト+肌色に置換
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