AniLaPaint 1.7
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2値化の設定
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元動画の調整
回転・トリミングの設定
インポート
の
2値化の設定
ページの
元動画の調整
タブの
ボタンが押されたときに表示されるダイアログです。
最近のスキャナーでは、トリミング位置を記憶する機能に乏しいものが多いので、スキャン時は画面全体をスキャンしておいてこの機能で一括トリミングを行うのが良いでしょう。ただし、1回のインポートで設定できるトリミングは1種類のみです。そのため、同一カット内にトリミング範囲の異なる素材がある場合には、複数回に分けてインポートする必要があります。また、その際にトリミング位置や設定などをノートに筆記してメモを残しておくか、
ボタンを押して
2値化設定ファイル(*.anila_import)
を保存しておかないと、後で紙の動画素材上で修正が必要なリテーク時の再インポート時に、同じ位置でトリミングできなくなってしまうのでご注意ください。
➡ 操作手順のページへ
☑ 回転(Alt+R)
☑ トリミング(Alt+T)
[ ← 選択範囲をコピー ] ボタン(Alt+C)
[ プレビュー画面の更新 ] ボタン(Alt+U)
[ OK ] ボタン(Enter)
[ キャンセル ][ × ] ボタン(ESC)
[ ヘルプ ] ボタン(F1)
☑ 回転(Alt+R)
回転処理を行う場合には、このチェックボックスをオンにします。角度は小数点第2位まで入力可能です。
回転処理はとても時間がかかるので、このダイアログで設定するよりも、スキャン時にタップをきちんと水平に設置するようにしたほうが良いです。90度回転などもスキャン時に行ったほうが良いです。ここで回転設定を行う場合は、やむおえない場合にのみ行ってください。
☑ トリミング(Alt+T)
トリミング処理を行う場合には、このチェックボックスをオンにします。(X, Y) = 右上ピクセル座標、(W, H) = 横・縦のピクセル数。
最近のスキャナーでは、トリミングの設定を保存する事が出来ない場合が多いので、スキャン時には画面全体をスキャンしておいて、このダイアログでトリミング設定をするのが良いでしょう。プレビュー画面では赤い十字の中央線が表示されるので、スキャナー設定で行うよりも位置ずれを起こすことなく正確にトリミングすることが可能です。
フルHDサイズの動画を撮る場合には、 1920×1080 ピクセルが画面サイズになります。
アニメ業界内の示し合わせで、動画の仕上げデータのサイズとして 10 % 余分に仕上げることになっています。そのため、業務用の撮影ソフトなどはそれらを前提に作られています。つまり、1920×1080 ピクセルの 110 % は 2112×1188 ピクセルになります。
さて、スキャナーでスキャンする時の DPI 値ですが、紙のフレーム枠内がちょうど 1920×1080 ピクセルになれば良いわけですが、アニメ業界が使用している動画用紙のフレームは、この DPI 値が適切で割り切れる数値になるようなサイズに設定されています。アニメ制作会社によってタップ位置とフレーム位置の位置関係は微妙に異なりますがフレームサイズは全て同じです。
日本動画協会
は個人・法人で自由に使用できる
AJA推奨レイアウト用紙規格
を公開しています。この動画用紙も DPI 値が適切で割り切れる数値になるようなサイズに設計されています。
これら動画用紙のフレームサイズ規格の場合、フレーム内が 1920×1080 ピクセルになるのは、 192 dpi になります。 横のピクセル数が 1920 の場合、それを 10 で割れば 192 dpi になるようなフレームサイズなのです。 フレーム内が 1440×810 ピクセルになるようにしたい場合は 144 dpi です。 4K UHDTV の場合は、フレーム内が 3840x2130 なので 384 dpi ということですね。
なお、Blu-rayディスクなどで販売する予定でかつ予算の多いアニメではフルHDが使用されますが、当面ディスクになる予定の無いTVアニメでは 1440×810 ピクセルで完成させることもあります。その場合には、144 dpi でスキャンし、 1440×810 の 110% である 1584×891 ピクセルが仕上げに必要なサイズになります。
ヘルプに使用されているサンプル画像は、フルHD 用に 192 dpi でスキャンした画像です。その場合は 110% の 2112×1188 ピクセルが仕上げに必要な画像サイズになります。
ただし、インポート可能な最大ピクセル数は、無料ライセンスでは制限されています。詳しくは、
基本機能について
をご覧ください。
なので、2112×1188 ピクセルがトリミングのW, H のサイズになります。
[ ← 選択範囲をコピー ] ボタン(Alt+C)
プレビュー画面で選択範囲が設定されている場合に、このボタンが押せる状態になります。
このボタンを押すと、トリミング設定の X, Y, W, H 値に選択範囲の値が設定されます。
[ プレビュー画面の更新 ] ボタン(Alt+U)
このボタンを押すと、回転設定の角度や、トリミング設定の X, Y, W, H 値に基づいて、プレビュー画面の画像が回転およびトリミングされた結果の画像が表示されます。
[ OK ] ボタン(Enter)
変更した設定を確定し、このダイアログを閉じます。
[ キャンセル ][ × ] ボタン(ESC)
これらのボタンを押すと、処理をキャンセルしてこのダイアログを閉じます。
[ ヘルプ ] ボタン(F1)
このボタンを押すと、このページを表示します。
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