AniLaPaint ver1.6 取扱説明書/はじめに/システム対応WIC Codec

WIC Codec の追加インストールについて説明します。
カメラメーカーの純正 Camera Raw Codec
Microsoft社の Camera Raw Codec
Axel Rietschin Software Developments 社の Codec
Codec だと普通 Encoder も含むんですが、殆どの追加 Codec は Decoder しか入っていません。
AniLPaint では、表示できるフォーマットは増えても、保存できるフォーマットは増えません。
カメラメーカーの純正 Camera Raw Codec
まず最初に、カメラに付随している DVD-ROM などの中のドライバーやソフトウェアーをインストールすると、自動的にWIC Codec がインストールようなメーカーも存在するかもしれません…(未確認)その場合 AniLaPaint のファイルダイアログのフィルター部分に 「メーカー名 Raw Decoder」 が表示されるので分かります。

カメラ付随の DVD-ROM に WIC Codec 入っていなかったら、次にカメラのマニュアルなどに書いてあるURL からカメラメーカーのサイトに行って、ソフトやドライバーのダウンロード・コーナーから検索するとよいでしょう。

それでも見つからなかったら、 https://en.wikipedia.org/wiki/Windows_Imaging_Component の下の方の External linksのリンクから英語圏の同じメーカーのサイトに入るとダウンロードできるかもしれません。

とはいえ、実はこうやってメーカー毎の単品の WIC Codec を入れる必要があるのは、最近出た機種の最近新たに加わったフォーマットのRaw ファイルを読めるようにしたい場合だけであります。通常は、次の項目に書いてある、マイクロソフト社が有名メーカーの Camera Raw Codec をパッケージ化したインストーラーで一括してインストールして使う方が楽です。

もし、あなたが使用されている OS が Windows 10 なら、最初から Camera Raw Codec が OS に組み込まれているので、新たにインストールする必要もありません。
Microsoft社の Camera Raw Codec
マイクロソフト社が複数の有名カメラメーカーの Raw Codec を一括インストールできるインストーラーを配布しています。

良い点
メーカーサイトを探す必要が無く楽にインストールできる。
メーカーサイトの物は、脆弱性などが発生した場合も自分でメーカーサイトからダウンロードして更新しないと危険。こちらは、 Windows Update で自動的にアップデートされる。

悪い点
メーカーよりは少し古い仕様の場合もあり、最新機種の Raw ファイル用の Codec と拡張子がかぶると、こちらが優先されてしまい、純正の Codec が読まれ無くなって、最新機種の Raw ファイルが表示できなくなることが稀にある。

ダウンロード先
(もし、リンクが切れていたらhttps://www.microsoft.com/ja-jp/download/から検索してください )
Windows 8.1 Windows 8.1 用 Microsoft Camera Codec Pack の更新プログラム (KB2899189) 2013/12/09
https://www.microsoft.com/ja-jp/download/details.aspx?id=41371
Windows8.1-KB2899189-x86.msu … 32bit OS の人も 64bit OS の人もインストール
Windows 8.1 for x64-based Systems 用 Microsoft Camera Codec Pack の更新プログラム (KB2899189) 2013/12/09
https://www.microsoft.com/ja-jp/download/details.aspx?id=41337
Windows8.1-KB2899189-x64.msu … 64bit OS の人だけインストール
Windows 10 Windows 10 の場合 Microsoft Camera Codec Pack は OS に統合されています。
最初から AniLaPaint でこれらの Codec が使用できる状態になります。
Axel Rietschin Software Developments 社の Codec
こちらは有料の Codec です。マイクロソフト社の Camera Codec Pack とかなり重複していますが、それ以外の一般的な画像フォーマットにも対応しています。HDR, PNM, OpenEXR, DNG, TGA, MayaIFF, DDS, PIC, PDD, PDS, Jpeg2000, X3f, Vtf, RGB, SGIなどです。これらは、 AniLaPaint のファイルダイアログのフィルター切り替えで表示できますが、これらすべてが読み込み可能なフォーマットであると保証しているわけではありません。FastPictureViewer Codec Pack の説明書にも書いてありますが、拡張子が同じでも内容が異なる複数のフォーマットなどが存在していたり、特許や使用許諾的にサードパーティー製のCodec では実装できないような内部フォーマットを持っている画像ファイルなどもありますので、読めなかった場合、単に WIC 関連のエラーメッセージが表示されます。エラーメッセージが表示されても、それは不具合ではありません。元々この Codec を使用しても読めないだけです。その場合は諦めてください。

例えば PSD フォーマットなどはその典型ですが、同じ PSD という拡張子でも内部構造が異なるいくつもフォーマットが存在します。この Codec で読めるのは、全てのレイヤーを統合した統合済みレイヤーが PSD ファイルの中に格納されている場合だけです。PSD ファイルなら必ず読めるなどという保証は元々ありませんし、レイヤー毎の読み込み機能などは最初からありません。他のフォーマットの場合も同様です。

この Codec は AniLaPaint でも正式に対応しています。この Codec を導入するとインポート時のフォーマット選択画面がこのようになります。


ダウンロード先
AniLaPaint から読み込むだけなら、 FastPictureViewer Codec Pack だけ購入すれば使えます。
( FastPictureViewer Pro の方まで買わなくても良いです。 )
http://www.fastpictureviewer.com/codecs/
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