24] ver1.2.5.10

修正されたバグ

Undoフォルダの指定によってはペイント時にエラーとなるバグ
環境設定の[Undo]の設定で、指定されたフォルダの親フォルダのいずれかに「システム」属性のフォルダがあると、ファイルを開く時や、ペイント時にエラーとなり、

AniLaPaint Application Error
！	Undo(元に戻すための画像)の追加中にエラーが発生しました対象　[ CUndoAniLaBitmapXorData::Save()] 症状r [error code : -1]今までの Undo 情報も破損したおそれがありますので、一旦 Undo 情報をメモリから削除します。 ([ツール]の[プロバティ]の[編集]の項目を確認して下さい)

などのように表示されていました。また、エラーメッセージの文句が間違っていました。
※ Windows 98 や Me の場合、AniLaPaint のデフォルトのフォルダが C:\Windows\Temp となっており、また、C:\Windows フォルダは、デフォルトで「システム」属性である可能性が高いです。そのため、何も設定しない状態でいきなりペイント時に上記のエラーが表示されました。

NTFSフォーマットしたドライブでAniLaPaintが異常を起すバグ
NTFS フォーマットしたドライブを Undo 情報保存用のフォルダとして指定すると、Undo のエラーとなっていました。また、エクスポートするフォルダにも選択しても新規にフォルダを作成できませんでした。
※ Windows 2000 は NTFS フォーマットされている場合が多いので、この現象が発生しました。
CD-ROMなどをUndoフォルダやエクスポート時のフォルダに指定できてしまっていたバグ
環境設定の[Undo]の設定や、エクスポート時のフォルダに、CD-ROMを指定できてしまっていた。

正しくないエラーメッセージの問題点
以下の問題点が内在していました。これらは正確にはバグとは違います。
メモリ不足やリソース不足の場合、正しいエラーメッセージは、

AniLaPaint Application Error
！	画像処理中にエラーが発生しました。対象 [CPaintPen::OnPaint(CPoint pos,COLORREF col)]　　症状 [LEADエラー:メモリ不足]

などのように表示されます。一方正しくないエラーメッセージは、

AniLaPaint
×	LEADエラー：メモリ不足

などのように１行だけで表示されます。後者のエラーメッセージの場合、正しく内部的に処理されていないために、連続して出る可能性があります。
正しくないエラーメッセージは、フレームワークがシステム保護のために自動的に表示しているもので、私がプログラムしたメッセージではありません。このメッセージが表示されても、私が組んだプログラムでは、エラーが起こっていることを認知していませんので、引き続き処理を続行してしまいます。そのために、エラーが連続的に表示されたり、GDIやメモリを開放できなかったりすることが起こります。
数千行の個所の変更をし、LEADエラーに対しては全て対処いたしました。

Win95 OSR1 でエクスポート時に一般保護違反が起きる
OSの互換性の問題で、エクスポート時に「ファイル日時による更新」を行うと、一般保護違反が発生しておりました。他のOSでは発生していません。

追加した機能
- 環境設定を保存する場所を、レジストリ以外に INI ファイルも選択できるようにした。
  今まではレジストリのみを使用していました。しかし、Win9x系のOSの場合レジストリの容量に制限があり、ソフトが沢山インストールされていると、この容量を上回り、システム自体が不安定になるということが考えられます。そこで、レジストリを一切使用しないモードを追加しました。
  このバージョン起動時に、その選択画面が現れますが、 Shift キーを押しながら起動して、設定を変更することも出来ます。
- 空き容量（メモリ状況）を常に表示するようにした
  常にステータスバーに、空きメモリの容量を表示することにした。
- カット袋メニューの色パカチェッカーを行う際に、メモリをチェックするようにした。
  色パカチェッカーを実行時に、実メモリが足りているかどうかをチェックするようにした。これによって、この部分でディスクスワップのために、アニメーション表示が遅くなることがなくなった。
- セル画像の背景色変更のスピードアップ
  セル画像の背景色の変更のアルゴリズムを変更。背景色変更のスピードを速くした。