AniLaPaint 1.7/初期設定環境設定の保存場所

 
初期設定ウィザードの2ページ目です。
初回設定時にのみ使用する環境設定ファイルを指定できます。
●環境設定ファイルを格納する場所
 ⚠同時アクセスの禁止
 ⚠クラウドとの同期
 ⚠特殊フォルダー
 ⚠環境設定ファイルのベストな位置について
◉環境設定ファイルを新規に作成する(Alt+N)
○既存の環境設定ファイルを指定する(Alt+O)
[ < 戻る ] ボタン(Alt+B)
[ 次へ > ] ボタン(Alt+N)
[ キャンセル ][ × ] ボタン(ESC)
[ ヘルプ ] ボタン(F1)
●環境設定ファイルを格納する場所
環境設定ファイルを置ける場所は、です。

その他、注意すべき点について以下に述べます。
⚠同時アクセスの禁止
AniLaPaint は、環境設定ファイル(伝統的な Windows の INI ファイル形式)を、起動時に全ての情報を読み出し、終了時に全ての情報を保存しています。環境設定ファイルから設定を使用する場面で逐次読み書きするような仕様にすると、アプリケーションの動作が全般的に緩慢になってしまうおそれがあるためです。高速化のために逐次読み書きしていないのですが、このため次の副作用が生じます。それは、LANでつながれたマシンAで AniLaPaint を起動中に、マシンBでも AniLaPaint で起動した場合、それが同じ環境設定ファイルにアクセスする設定になっていると、後で終了した方の環境設定のみがファイルに保存されるという副作用です。ですから、ユーザはこの点をあらかじめ把握しておく必要があります。決して、同じ環境設定ファイルに別のPCから同時にアクセスしてはならないのです。
⚠クラウドとの同期
クラウドにおいたファイルとローカルフォルダーを同期させて利用する場合、LAN とは異なりリアルタイムにファイルが同期されないという問題もあります。OS を起動してからネットワークにアクセスし、クラウドとローカルの共有フォルダーが完全に同期してからでないと AniLaPaint を起動してはいけません。完全に同期されていないファイルにアクセスして、例えば仕上げ作業などを行ったとしても、タイミングによっては、クラウドのプログラムが自動的にクラウド上にあるまだ仕上げされていないファイルをダウンロードして上書きしてしまうかもしれません。通常は、そういったクラウドのプログラムもタイムスタンプを見て作業すると思いますが、同期フラグのタイムスタンプを別に持っていて同期処理するソフトが存在した場合、そのようなことが起こり得ると思います。ですので、AniLaPaint でクラウドと同期して使用する共有フォルダーにアクセスする場合には、AniLaPaint を起動する前に必ずクラウドの同期状態をチェックしてください。

⚠特殊フォルダー
フォルダ選択ダイアログなどでは、クラウドと同期されるローカルの共有フォルダーは、C:\, D:\ などのドライブの下ではなく特殊フォルダーとして表示されます。しかし、 AniLaPaint ではそのような特殊フォルダー表示には対応していません。特殊フォルダー名はあくまでエイリアスに過ぎないので、実際には C:\, D:\ などのドライブ名の下にあるファイルに実体があります。AniLaPaint 内のフォルダー表示部分では、その実体ファイルへのパスが表示されます。

⚠環境設定ファイルのベストな位置について
環境設定ファイルを置く場所は、右図(Settings.anila_conf)のようにカットフォルダーがある場所と同じフォルダー内に配置するのがベスト位置です。

環境設定内には様々なフォルダーへのパスが書き込まれますが、原則として相対パス指定で書き込まれます。つまり相対パス指定のため、環境設定ファイルとカットフォルダーとの位置関係が重要になります。例えば、外付けのリムーバブルドライブ内に仕上げデータを入れて別のPCで読み出したい場合にも、環境設定ファイルとカットフォルダーの相対位置が変化しないようにしておくことが重要です。このような配置なら、たとえリムーバブルメディアのドライブ名が変わっても環境設定に矛盾が生じません。

カットフォルダーだけでなく、スキャン素材や色指定やビルド時に使用するテクスチャー画像などのフォルダーも、環境設定ファイルがあるフォルダーと同じフォルダーに置いておくことをお勧めします。

なお、カットフォルダーとは異なるドライブに環境設定ファイルを置いた場合には絶対パスで保存されます。そのためカットデーターを別の HDD などにコピーした時に環境設定とのリンクが切れてしまい、色々なパラメータを設定しなおさないといけなくなる可能性があります。あらかじめご了承ください。
◉環境設定ファイルを新規に作成する(Alt+N)
このラジオボタンをオンにすると、次のような画面が表示されます。



次に、ボタンをを押すと、「AniLaPaint環境設定ファイルを保存するフォルダを指定してください」ダイアログが表示されるので、環境設定ファイルを格納する場所を指定してください。

次に、エディットボックスに設定ファイル名を記入してください。下記の例では Settings という名前にしています。環境設定ファイルの名前には特段意味はありませんので、どんな名前にしても良いです。日本語の名前でも良いです。



ボタンを押すと保存場所が確定し、以下の表示になります。



ただし、この時点ではファイルは作成されません。ファイルを作成するには、このウィザードを最後まで進んで「開始」ボタンを押す必要があります。
○既存の環境設定ファイルを指定する(Alt+O)
このラジオボタンをオンにすると、次のような画面が表示されます。



次に、ボタンを押すと、「AniLaPaint環境設定ファイルを選択してください」ダイアログが表示されるので、既存の環境設定ファイルを選択してください。すると、以下の表示になります。

[ < 戻る ] ボタン(Alt+B)
 
前のページに移動します。
[ 次へ > ] ボタン(Alt+N)
 
このボタンを押すと、次のページに移動します。
[ キャンセル ][ × ] ボタン(ESC)
 
これらのボタンを押すと、処理をキャンセルしてこのダイアログを閉じます。
以下の確認メッセージが表示されるので、
 
ボタンを押すとこのダイアログを閉じて AniLaPaint を終了します。
[ ヘルプ ] ボタン(F1)
 
このボタンを押すと、このページを表示します。
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