AniLaPaint は、環境設定ファイル(伝統的な Windows の INI ファイル形式)を、起動時に全ての情報を読み出し、終了時に全ての情報を保存しています。環境設定ファイルから設定を使用する場面で逐次読み書きするような仕様にすると、アプリケーションの動作が全般的に緩慢になってしまうおそれがあるためです。高速化のために逐次読み書きしていないのですが、このため次の副作用が生じます。それは、LANでつながれたマシンAで AniLaPaint を起動中に、マシンBでも AniLaPaint で起動した場合、それが同じ環境設定ファイルにアクセスする設定になっていると、後で終了した方の環境設定のみがファイルに保存されるという副作用です。ですから、ユーザはこの点をあらかじめ把握しておく必要があります。決して、同じ環境設定ファイルに別のPCから同時にアクセスしてはならないのです。